100曲分の人生を無駄にして生きてきた。
先回の記事に投稿したBUSAIKU BASSはSound Cloudに投稿した記念すべき60曲目らしい。
ぼくはSound Cloudにうpする前になんとかキューブとかいうサイトに曲を投稿していた。それを合わせると多分80曲くらいをネットの海に放流してきたことになる。
それに安価曲なんて加えたら軽く100曲は越えるだろう。
恐ろしい…いや、おぞましい…
何がおぞましいかって?
それは、投稿したすべての曲を合算しても総再生回数が恐らく1000回いってないということだ…
仮にぼくがネットに放流した楽曲がのべ100曲だとする。
それが1000回再生してない、ということは、一曲の再生回数が10回に満たないということだ。
えぇ…誰が為にギターは鳴ってるの…?
別にヴィジネスでやってるわけでもないのでそんなに深刻な問題ではないのだが…
恐ろしい…いや、おどろおどろしい…
何がおどろおどろしいかって?
それは、一曲に費やしてる時間を掛け算するとえらい膨大な時間になるということだ…
一曲に費やす時間の振れ幅はかなり大きい。実際、BUSAIKU BASSとかいうしょーもない曲は15分くらいで作っている。だが、ネットの知り合いを歌った”Jack”は多分1時間くらい練ってたんじゃないだろうか。
更にツイキャスで書かれた歌詞の曲”午前4時の葛藤ギター”とかは3.4時間はかかっている。
もっと言うならば、”ピンポンダッシュを憐れむ歌”などはバイトの最中からメロディラインを考えていたんだ。総製作時間は6時間くらいだろう。
このように無駄に時間がかかっている曲も多々存在しているのだ。6時間を10曲それぞれに掛けたら60時間費やしていることになるのだ………えぇ…もっと他にやることあるでしょ…
余談だが安価曲とかはもっとひどい。制作時間10分程度だがうんこ、ちんこ…その他の汚い言葉をメロディに乗せて歌うために頭を捻っている様はなんと滑稽だろうか。こんな大人になる予定はなかった。
(前安価曲で作った曲。まだマシな方。)
おわかりいただけるだろうか。ここ数年、こんなくだらないことに一日の何時間も費やしているのだ。
華の20代もいつか必ず終わる。あとから20代を振り返った時、ぼくは再生回数が10もいかない曲のために人生の何割を割いてきたことになるのだろう。それを考えると怖くて怖くて昼過ぎまで寝てしまう。
もっとためになることにのめり込めばよかった…恋愛とかにのめり込めばよかった…女の子と2人で夕日を背に公園でパフェとか食べたかった…
女の子と2人…夕日…公園で…あれ、なんか歌詞っぽいな…
制作時間18時間。
まぁたやっちまった………
………なにをしているんだ俺は……………
そして一番恐ろしい事実がある。
それは、作ってきた100曲以上の曲達のコード進行を何一つ覚えていないということだ………
これは極めつけだろう。世の中にこんなに無駄な楽器の弾き方してる人間が他にいるだろうか?いや、いないだろう(反語)。
のべするならば、何百時間という時間を費やしてきたのにも関わらずぼくの手元には何も残っていないのだ。
はぁ…………やっぱり音楽は呪いだよ…………間違いなく呪いである…………
すっぱりと辞められる人間が羨ましくて仕方がない。自己満足のためだけに未だに弾き続けてるのはなんとも虚しい。まるで誰も訪れないような死んだような場所で、すぐ枯れてしまう花を育てているような………
誰も訪れない……死んだ土地……すぐ枯れてしまう花………あれ、なんか歌詞っぽ
fin