ぼくを憐れむうた

ここは ぐちの はかば

ここは ぐちの はかば


あいみょんのコード進行にしてやられた

先日後輩が2人でやってきた。

華金っすよw」

ぼくは翌日もバイトだったのだが、上機嫌で後輩が家に上がってきたのは10時頃だっただろうか。

 

「曲でも作るか」

久々に会っても特に話すこともない。ギターを片手に曲を作るかって話になったのが11時頃だっただろうか。

ぼくが日頃から苛ついているバイト先の社員のことをちらっと話したら後輩が歌い始めた。

 

「こんな感じっすかね…」

曲が完成したのは12時頃だったような気がする。

普段はここで「ほいじゃまた」っつって別れるのだが、1人が完全に寝落ちしていた為に少し反省会のような会話をしていた。

 

具体的には、ぼくとそいつ(以下S君)で曲を作ると、毎回笑えるくらいにコード進行が同じだという話だ。

のっけるメロディラインは流石に毎回異なるため全く同じ曲とはならないが、作る曲作る曲のコード進行が毎回同じようなものってのはどうなんだ?っていう話。

 

ぼくらがよく使うコード。それは4度マイナーと6度メジャー。まじで頭ポムポムプリンなのかってくらいこれを多様する。

KeyCでいえばFからFm。そしてEmを使わずにEを使うということだ。

もーね、彼と作った曲全てにこのコード進行が取り入れられている。ぼくもS君もこのコードが大好きなのだ。そのため2人でギターをなんとなく触ってなんとなく歌を乗せようとすると

ぼく「じゃあコードはこんな感じにしますかw(C/G/F/Fm)」

S君「あー!めちゃいい進行ですやん!」

となる。

問題なのは、これが一回や二回じゃないってことだ。むしろまいっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっかいこの下りをやってる。毎回どちらかがコード進行をてきとうに提案すると4度マイナーが入っていて、毎回それに対してどちらかが「めちゃいい進行じゃん!」って言ってる。

飽きないの?って言われるかもしれない。毎回毎回同じようなことしてて飽きないのって。

ごめん、飽きないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

これが本当に問題点なのだ。2人ともこのコード進行が好きすぎるあまりに全く苦にならないのだ。マイナーが入った時に毎回「あ^~」って言ってる。ごめんね。

 

曲を作ろうとしている最中は結構夢中でやってるので上記の通り何も感じないどころか快感さえ覚えているわけだが、改めて冷静に考えるとこのコード進行を利用しすぎているというのが今回議題としてあがったというわけだ。

 

ということで、昨今巷で爆流行してるあいみよん様のコード進行でも見てみるか、という運びになった。

Googleに打ち付ける文字列は

あいみょん 可愛くない」

…じゃなくて

マリーゴールド コード」

 

するとゲロ吐くほどコード進行がシンプル。

ほぼ全編通して

D/A/Bm/A

G/A/D/A

の繰り返し。勿論4度マイナーなんて出てこない。

 

なんとも素朴なコード進行だ。変なことは一切していない。全部ダイアトニックコードで構成されている。

え、えぇ~!?!??!!??!?!?!?ぼくら結構コード進行拘って作ってんのにあいみょんさんそりゃないっすよ!?!?!?!??!?!?!?!?!

つまり、曲を作る際に重要なのはコード進行をアレコレするよりもメロディラインや歌詞を重視するということなのだろう。

 

考えてみれば名曲というのは得てしてコード進行がシンプルなものが多い。確かにコード進行を拘れば「お?」と思うような少し外れたメロディラインを組み込むことができるんだろうが、それではガツンとくるようなメロディラインとはまた違った形になってしまう。

たまに飛び道具的にスケールアウトしたコードを組み入れるのはありかもしれないが、やはり基本的にはダイアトニックコードで勝負することが大切なのだと強く思わされた。

ダイアトニックコードを使うと逃げも隠れもできない。王道のコード進行だから変なこともできない。つまり正々堂々真っ向からメロディラインやその他の要素で戦うしかなくなるわけだ。そこでガツンとくるメロディラインを組み立てられたら、あるいは歌詞を組み込めたら、それこそ作詞作曲が上手いと言えるのではないだろうか。

 

ダイアトニックコードは楽器を触ったことがある人間なら恐らく誰でも知っている知識だ。言うなれば、さながらひのきの棒といった所だろう。少し知識が付き始めると他人と違うことがしたくなるものだが、そういった初心を無下にせずに楽器を触ることはきっととても大切なことであるわけだ。

 

それでは聞いてください。

昨日午前4時に作った曲、『Jack』

コードはC/ConB/ConA/Fmという王道…おうど…

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああまた使っちゃった4度マイナーああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

あああああああああああああああああ我慢できねぇんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ身体が求めてるんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 

だ、誰か…手遅れになる前に俺を止めてくれ…ッッ…これ以上の…犠牲が出る前に…ッッ…世界の終わりの前に…ッッ…

U-SENで流れるうっせぇアニソン………あれ?これ

こんなにU-SENにチクチク物申してるブログが他にあるだろうか、いやないだろう。反語。

 

今日でようやく7連勤が終わったのだが、いつの間にやらU-SENのラインナップが更新されたようで時折聞き覚えない曲が流れ始めるようになった。相変わらず米津とあいみよんは居座っているが…

 

そんな中、聞き覚えのない曲であっからさまにアニソン!って感じの曲が流れていた。

 

www.youtube.com

「せかいをぉ〜面白くすーるのは♪我々、我々、我々、我々、我々じっしんだ笑」

 

ん?

 

なんかに似てる。

せかいをぉ〜〜↑↑………?

 

……うこそじゃぱりぱ〜〜↑↑…………?

ょうも………どったんばったん……?

ぇるかむとぅようこそ…………???

 

 

Welcome to ようこそジャパリパーク………あれ?なんか似てね????????

 

このイントロ歌から始まってマイナーな感じへの転調………………

 

コードごとパクってんじゃんね???????????

 

ゔぉい!!!!!!!!!人様が苦労して作った作品をなァ!!!!!!!!勝手にパクってんじゃんねェぞコラ!!!!!!!!!!誰だ?!?!?我らがオーイシ様の曲パクってんのはァ!!!!!!どうせヒャダインだろ!!!!!!!こんなわけわからん電波ソング作んのはどうせヒャダインだろ!!!!!!!!曲ってのは電波にしときゃいいってもんじゃねえんだよ!!!!!!!!歌詞もちゃんと作れや!!!!!!!曲調だってジャパリパークで成功してたからって真似りゃいいってもんじゃねえぞ!!!!!!!!!聞いてんのかヒャダ

 

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作曲オーイシ氏本人でした。

 

あ…………だ、だよね!だと思った!よく聞いたらパクリって感じじゃなくて本人って感じだし!歌詞もよくよく考察すれば深みマシマシって感じだし!電波ってよりオーラって感じの曲だし!わかってたよぉ〜!オーイシ作品だってわかってたよォ!

 

いやぁ…にしても、作曲ってのは面白い。自分の世界を持っている人の作品はすごく特徴的で、誰々っぽい、ってのがすぐにわかる。恐らくぼく以外にも同じことを思った人が多いはずだ。曲調真似てんじゃねぇぞヒャダイン、って思った人が多いはずだ。

 

メロディラインから曲の展開、曲調、全てが特徴的でわかりやすい。

オーイシ氏は非常にギターが上手いけれど、それは技術的な話である。曲作りってのはギターやピアノといった楽器の演奏技術だけで成り立つものではない。あくまでそれらはツールであり、アウトプットする際の表現の幅を広げるにすぎない。

だが、彼は演奏技術もさることながら自分の色をアウトプットするのが非常に上手いようだ。誰が聞いても、この人!とわかる特徴を表現できるのは、演奏技術と共にオリジナリティが自分の中に確立しているからだと言える。おまけにイケメンだ。

 

また、彼の場合は彼のスタイルがアニソンに適合している、というのも一つの武器なのかもしれない。ロック過ぎず、かといって打ち込み色が強すぎるわけでもない、楽器で演奏しても様になる、そんな丁度間を突ける作曲ができるのは才能と言えるだろう。おまけにイケメンだ。

 

アニソンを作るに際して、そのアニメを意識して更に自分の特色も落とし込む、しかもイケメンできっと優しくて料理もできて趣味はカフェ巡りとバスケと漫画みたいな全てのサブカルチャーを網羅するような人間なんだろう。

あぁ。

妬ましい…………

邪悪だ。もはや邪悪だよ。綺麗すぎる魂はもはや邪悪に見えるのだよ。

そんな、性格良くて料理できるイケメンにどうやってぼくが太刀打すりゃいいん…………

いや、待てよ。多分欠点があるはずだ…………こういう人間に限ってギターの弦張るの超苦手だったりするものだ。

ふふふ。オーイシ君。ぼくはギターの弦、7分あれば全部変えられますよ笑

あときっと料理できるとか言ってる人間に限ってキャベツの千切りとか苦手なのだ。

ふふふ。オーイシ君。ぼくはキャベツ、2分あればひと玉丸ごと千切りにできますよ爆

 

危ない危ない。7連勤の影響で危うくオーイシに負けるところだった……………自尊心を蔑ろにされるところだった……………

 

で、話がまた戻るんですけど、U-SENでもう一曲もろアニソンみたいな曲が流れていた。

なんというか、台詞をてきとーに詰め込みました、みたいな。

3分くらいでできました、みたいな。

ちょっと卵も落としてみました、みたいな。

そんなインスタントな曲が流れていた。

 

www.youtube.com

 

いやぁ。ねぇ。オーイシ様を見習えとは言わない。言わないよ?でもね?もう少し凝ろうよ。ヒャダイン目指そうよ。ヒャダインみたいな電波な感じは中々中毒性がある。たしかに電波感を出すのは難しい。でも声優使うんなら台詞だらだら流すんじゃなくて、言い回しや癖になるフレーズ入れてこうよ。じょーじょーゆーじょーマジマジさいこーしとこうよ。この作曲者は誰だ?この声優に全頼りしてる情けない腰抜

 

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作曲ヒャダイン氏でした。

 

調べたら同じアニメのOPとEDらしい。

これは…………どうなの……………あえてなの?オーイシ氏のOP食わないようにED弱めに作った的な感じなの?ほんと?完全にヒャダイン氏のED食われてるけれども………そういう意味でのインスタントな作曲だったってこと?やかましいわwwww

 

まぁ、無理もない。だって相手はあのオーイシマサヨシ。料理もスポーツもギターもできるオーイシマサヨシ。どうやったら勝てようか。老兵はただ去るのみ。もしかしたらアニソンの作り手たちの時代も変わろうとしているのかもしれないですね。

とはいえ、ヒャダインだってアニソンや中毒性のある音楽、電波ソングの第一人者だ。隠居するにはまだ早い。まだできることはある。

 

そう。

 

ぼくと一緒にキャベツの千切りを練習するのだ、ヒャダイン。奴は、オーイシは、キャベツの千切りが苦手なのだ。だから我々はキャベツの千切りを極めて奴を打ち負かそう。ひと玉60秒切ろう。

60秒切るためにキャベツを切りまくろう……………………オーイシに………勝つその日まで……………

 

fin

6日目

今日は6月9日。3月9日から3ヶ月経った今日は桜も舞いきってしまって小雨が舞っている。

日本人は語呂合わせが大好きだ。だから、今日はROCKの日らしい。

 

何年か前にくるりがMステに出ていた。東京を演っていた。

先輩からLINEが飛んできた。

「あの頃の岸田はもういねぇ…」

あの頃の岸田を知らないぼくは

「そうですねェ!」

と知ったかしておいた。

ついでに

くるりはもうラップしてるからROCKじゃないですよ」

と送っておいた。ぼくはくるり上海蟹となんちゃらかんちゃらみたいな曲が心底嫌いだったのだ。

すると程なくしてLINEが返ってくる。

「ROCKの定義は人それぞれだから…」

なにを諭すモードに入っとんねん。

 

ROCKとはなんぞや。

 

ラップもレゲエもエレクトロニカもアイドルもROCKだと言い張ればROCKなのか。

よくわからん。音楽のジャンルってのは結構曖昧だ。

 

後輩と話していると時折音楽のジャンルの話になった。

「これってジャンル的にはなんなんですかね?」

フュージョンやファンクなんていう馴染みのない音楽に出会うと後輩はしばしば混乱した表情で尋ねてきた。

ぼくは答える。

「これはね、オルタナティブロックだよ」

フュージョンぽいロックだよね、ファンク入ったロックだよね、そんなlikeな分類が面倒だったので、後輩には悪いが全てオルタナティブなものとして処理していた。そのうち後輩も音楽の分類をオルタナティブに統一し始めた。

「やっぱりジャックブルースはオルタナティブですねえ!」

いや、後輩、それは違うよ。ブルースロックだよ。

 

やれやれ、ROCKというのはやっぱりよくわからん。

 

先日英語の授業に数分遅刻した。

「Oh! You are late! Rock'n'Roller!HAHA!」

担当講師がハイテンションで話しかけてきた。

どうやらぼくはロックンローラーになってしまったらしい。

 

授業が終わった。

「See you」

挨拶をして教室を出ようとしたら担当講師がハイテンションで話しかけてきた。

「See you!Rock 'n' Roller!HAHA!」

どうやらぼくは完全にロックンローラーになってしまったらしい。

 

ROCKとはなんぞや。

 

でも、不思議とROCKが嫌いという人間に出会ったことがない。ROCKに興味がないという人はいても嫌いまでいっている人は少ないのではないだろうか。

ROCKは何故か多くの人に愛されている。

そこには理由があるのか。よくわからん。ROCKは謎だらけだ。

 

今日はROCKの日らしい。

小雨を凌いで喫煙所で1人煙草を吸う。

暇なのでイヤホンで音楽をかける。

別に今日に限った話じゃないが、イヤホンから流れてくるのはROCKばかりだ。

 

それに多くの人々が恋い焦がれて、多くの人々が夢を見て、多くの人々が追い続けてきた。

StonesとCreamとZeppelinじゃ追い求めた方向が違うかもしれないが、誰しもROCKという根幹の部分に少しでも近づきたかったことに変わりはない。

なんとも抽象的で形のない曖昧なものを追い続けた人々、追い続けている人々。彼らの悪足掻きが世界に溢れかえって、今日、ぼくはそれらに耳を傾けて少しだけROCKをわかった気になっているのだ。

 

今日はROCKの日らしい。

ぼくは連勤6日目だ。

なんとかやってるよ。ROCKを聞きながらなんとかやれてるよ。