あの子の帰郷
金返せクソアマ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
(本文とは関係ありません)
どうも家鳴りです。
じゃなくて、金返せクソアマ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
(本文とは関係ありません)
後輩が地元で就活をして内定が出たらしい。
ん?後輩が就活?謎が謎を呼びますが、今回はそっとしておいてください。
地元での就活理由はこっちに残る意味がないから。らしい。
つまり、こっちの土地に残っても別に誰かに会うわけじゃないし、仲の良いと思ってた卒業していった面々とも会おうという話にならないっちゅーことですね。
そう、意外と、いや当たり前かもしれませんが、卒業すると同期や先輩後輩全員との関係が希薄になります。ありえないほど希薄になります。
それはぼくも体感していることで、あんなに在学中関わりがあった人間とも今じゃ年に数回会えればいい方です。
確かに距離的な問題はある。少し歩けば下宿先がある位置関係ではなくなってしまったから、会うにはお互いそれなりに気合を入れて移動しなければならなくなってしまった。
仕事もあり自分の時間が少ない中(ぼくはのらりくらり学生してるけど)、中々そこまで労力をかけて休みの時間を消費したいか、と問われれば思わず首を傾げてしまうかもしれない。
だから後輩は地元へ帰るんだって。
まあ、正直、多分、あの後輩がこっちに居ようと地元に居ようと、卒業してしまえばあまり会わなくなるだろう。きっと年数回会えればいいほうだろう。
でもそれって仲が良くないという証明になるんだろうか?
ぼくはその後輩と密接な関係性ではないので、ぼくとその後輩は卒業してしまえば中々会えなくなるだろうけど、それって希薄な関係性か?
ふと帰り道考えてしまった。
ぼくは今や大学時代の同期と会うことは殆ど無い。ぼくから声をかけることもないし、かけられることもない。何人かが企画した飲み会とかに行った時にたまたま会えたらそれが年数回の内の一回だ。これは傍から見れば希薄な関係性だろう。
けど、常に一緒にいることが重要なんだろうか?週一で遊ばなきゃ仲が良いとは言えないんだろうか?なんてぼくは思ってしまう。
仲がよいかどうか、自分たちの関係性が悪いものではないという証明は頻度じゃなくて、久々に再会した時に普通に話せるかどうかだと思う。まるで昨日も会ったかのように再会を果たせるなら、それはきっと良い関係性だと思う。
それで最後に「またね」って言って解散できりゃあ上出来じゃなかろうか。
別に具体的な再会の目処があるわけじゃないけど、きっとまた会えたらいいね、という意味で「またね」って普通に口から出てくれば、それで。
ならば後輩よ、嘆くことはない。どうせこっちにいようといまいと変わらない関係性にある人間のことを多分友達って呼ぶんだろうし、次に会うのが何年後になろうと、きっと君は昨日会ったかのようにその友達に再会できて、その次が何年後になろうと「またね」って言えるはずだ。安心して帰郷するがよい。
後輩「基本的に自分から連絡しない人間なんですよ。S先輩とかN先輩とかには会いたかったから自分から連絡しましたけど」
ぼく「ふうん。ところで君は全然ぼくに連絡よこさないよね」
後輩「ですから、S先輩とかN先輩とかには会いたかったから自分から連絡したんですよ」
~fin