さよなら、SoundCloud
えー、終わりました。全部終わりました。
というのも、SoundCloudは上記の通り180分がアップロードできる音源の時間の限界でして、ついに到達してしまいました。
アップロード音源数はのべ117Track
いやぁ、よう上げたなぁ…
一応最後の音源(厳密にはズレてしまったが)をつくりました。
古川本舗さんの「はなれ、ばなれ」という曲です。
いい曲ですね。
ただ、これを録音して思ったのは、ぼくは本当にボーカルに向いてないということ。
曲を作るのは好きだけど歌を歌うことはマジで苦手でして。ただ、まぁ、最後の曲ということもあったので頑張って歌ったけど……ひどい。
努力だけは認めて欲しい。一応大昔に聞いた"原曲"を少し意識しながらシューゲイザーっぽく仕上げたつもりなのです。coverしてる人ほとんど弾き語りばっかですからね。こういう変わり種もいいだろ!!
ところで、元々ぼくが音源をアップロードしていたのはSoundCloudじゃなくてなんとかキューブとかいう音楽投稿サイトだったのですが、そこが閉鎖してしまってその後しばらくは後継サイトを利用していたものの使い心地がアホみたいに悪かったのでSoundCloudに切り替えた経緯があります。
一番最初に投稿した音源は↓
これはなんの目的でアップロードしたのか全く覚えてない。ブログに載せたのかな…?
実家で録音したのだけは覚えてます。よっぽどアイスボックスとストゼロが口に合わなかったのが腹立ったんでしょうね。
暫くして大学復学直後に作った音源が↓
これに至っては多分ブログに載っける目的で作ったものでもない。マジでなぜ作ったのか覚えてない。
もしもちんこが5本あったらって…薬でもやってんのかって感じの曲ですね。ただコード進行がえらい綺麗。全く覚えてないけど。
この頃はまだ音源を作ることに対してあまり積極的ではなかったのは覚えてます。
けど一時期ツイキャス配信に依存してた頃に曲を作るのにハマり始めて、またいくつか曲を作っています。
とは言え、かつての音源を振り返るとギターの音だけしか入ってないので音が軽くてしゃーないです。メタル信者にぶっ殺されそうな軽さ。
しゃーないやん…ストラトだし…
それから徐々にエフェクターについてるリズムマシンなどを頑張って使い始めました。
そういや英詞に拘ってた時期もあったなぁ…ちょうどこの頃英語の授業を受けてたんですね。単純…
MIDIキーボード買ってからは少しずつ手数が増えてきてて微笑ましい限り。ちょっとバンドっぽい。
そんな感じでじわじわと音楽の幅が広がっていって、最終的に古川本舗coverはドラムを打ち込み、ベースを打ち込み、シンセを打ち込み…集大成と言えるのではないでしょうか。
本当はくるりの東京でもやろうかと思ったんですけど大変だし時間も長くなるし断念しました。とは言えやろうとしてたこと(シンセ入れたり、曲の構成変えたり)は上の曲と大差ないんで実質”はなれ、ばなれ”は”東京”ですね。
ついでにTwitterで誰か歌ってくれと懇願して誰も歌ってくれなかったから自分で作った丸の内サディスティックもここで供養しておきます
いや、振り返ると感慨深いですね。
それぞれの曲にやっぱり背景があって…背景っつっても主に辛い経験をして吐きそうになりながら文句を歌っていただけだけど、それを考えると歴史を感じます。
特に大学復学してから投稿を続けて、卒業間際でリミットを迎えたというのは何か運命じみたものを感じます。
あー色んなものが終わっていく。
このブログでは散々、社会に出ても楽器から手を離すな!と啓蒙活動を行ってきましたが、来年度、果たしてぼくは曲を作ることはあるのか。忙殺されていく日々の中で自然と楽器から手が離れていくんじゃないだろうか。
少しだけそんなことを不安に思っています。
先日会った後輩も最近は楽器を触っていないと苦笑していました。
でもきっと、そうなるのが普通なのだと思います。
サークル活動が楽しかったから余計にあの時が頭を過ぎって、あの時を求めるがあまり、サークルという枠組みがなくなってしまった現状に価値を見出せないでいるのでしょう。
とは言え、幸か不幸かぼくには音楽くらいしか趣味がありません。
なんだかんだ来年度もコソコソ触っているんじゃないかな。技術の進歩はなくなるかもしれないけど、それでも、去年より下手になったとはどうしても思いたくない。
情けない話ですが、いつまでもサークルにいた頃のようなテンションで、サークルにいた頃のような話がしていたいんです。
あのアーティストがきてるとか、あのアーティストはクソだとか、あの曲のリフがかっこいいとか、あの曲のコード進行が気持ち悪いとか。そんな話ばっかりしてたいんです。
もちろん中々そうはいかないと思います。後輩も友人と会っても仕事と車と女の話しかしないって言ってましたし、会話の内容は学生の頃のままとはいかないんでしょう。
けど、せっかく同じサークルに参加していたんだから、どうかたまに会った時くらいは、ね。
話がSoundCloudから大分離れてしまいましたが、復学後にサークルという楽器を弾く上で重要な動機が抜け落ちたぼくとギターが辛うじて繋がっていられた理由としてSoundCloudという存在が大きかったわけです。
聞かれるかどうかは置いておいて、投稿するという習慣があったからこそ、なんとなく暇なときにギターを触る動機が生まれてギターとの距離が離れすぎずに済みました。
この経験でぼくが技術的に上達できたかはわかりません。
多分一年前や二年前と比べて技術面に置いては大した変化はないかもしれません。
それでも、大学に復学して、講義とバイトの往復で這いつくばりながら生活していた中で、音楽はいつもぼくを支えてくれていました。
生活の目標も遠すぎる”卒業”という目標しか無く、万年金欠で他にできることも大して無くて、大学に通っているという名目はあれど虚ろな日々を過ごしていたわけですが、楽器を触っている時は、まぁ、少しだけ生活が豊かであるように感じたのです。
だからどの曲も、クオリティは大したこと無いけれどその時は名曲だと思って頑張って録音していました。楽しいから頑張って録音していたのです。くだらないことに夢中になっていたいんですよ。ぼくは。
音楽がなければ、留年を重ねまくったツケを精算できなかったかもしれません。2年という短いスパンで100単位も取得できなかったかもしれません。
それで、そんな2年間を終え、SoundCloudの容量は天井を迎えました。
だから、ありがとう、SoundCloud。そして、さよなら、SoundCloud。またね、SoundCloud…
と、まるでサービスが終了するかのような文章を綴ってきましたが、SoundCloudのサービスは継続してます。なんで素直に垢取り直します。今後とも何卒よろしくおねがいします、SoundCloud。
fin