ぼくを憐れむうた

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日々の雑記や音楽のお話

ここは ぐちの はかば


いいからネクライトーキーNew Album「MEMORIES」を聞け

 Yeaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!!!!!!!!!!!!

明けたぞおおおおおおおおおおおお梅雨うううううううううううう

テンションが爆跳ねしてゲロかっこいい曲できたので聞いてください。

 

 とおおおおおおおおおおおおおおおこおおおおおおおおおおおおおろおおおおおおおおおおおおでええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!1

先日7/24はなんの日でしたっけ??????????

 

劇画の日?はははwそんな大昔の記念日じゃないですよw

2020年東京オリンピック開催日?おいおいw誰が未来の話しろっつったんだよwはっ倒すぞw

クリスマスイブまであと5ヶ月?殺されたいのか?

 

ネクライトーキーのミニ・アルバム「MEMORIES」の発売日だろうがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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本当はお金が無くて買える予定が無かったのですが、ぶっ壊れたキーボードを返品した際の返金分のポイントがあったんでなんとか買えました。

 

去年の冬くらいに爆ハマりして以降、新アルバムはまだかまだかと待ち続けていたわけだが、春に新作の発表が出て心踊らせていたわけだがついに発売されました!

そして今回のタイトルは「MEMORIES」

…ん?MEMORIES?思い出?どゆこと?

何を隠そうこのアルバムは、Gt.の朝日氏がボカロP時代である石風呂を名乗っていた頃に作った曲をネクライトーキーがカバーしているアルバムなのだ!

…そう、完全に新作というわけではなく、あくまでカバー。そうカバー…

このニュースを目にした時は

「おっ…おまっ…これはただの焼き増しじゃあ…ねぇのか…ッ…!?」

ってのが正直な感想であった。

 

ぼくは石風呂時代の曲を「ゆるふわ樹海ガール」しか知らないのでここまでカバーを悲観する必要もないのだが…

あんなにポップでキュートな曲でガチガチに固めた名盤ONE!を出しといて…もうカバーアルバムなのか?早すぎないか?ネタ切れなのか?おい朝日ィ!!なんとか言ってくれよ!!

ぼくは久々に見つけた好きなバンドである彼らに、ONE!の一発屋で終わってほしくないのだ。ONE!だけに…いや本当に切実なお願いなのです…ONE!がい…いやマジで…

 

と思っていたのだが、先日公開されたMV「夕暮れ先生」を聞いて、そんなぼくの余計なお世話である不安もかき消された。あたしってほんとカバー…じゃなくてバカ笑…いやなにわろてんねん。


ネクライトーキー LIVE「夕暮れ先生」

 

やはり生きてる人間の演奏というのは素晴らしい。打ち込みではどうしても”感情”に限界がある。いくらベロシティで強弱をつけたところで、やはり打ち込みに乗せた感情は伝えきれない。しかし生きている人間はそれを乗せられる。感情なんて見える数値じゃないのに、確かに感じ取れるものだ。

そしてその感情が一番顕著に表れるのは間違いなくボーカルだろう。

初めは「ハンマー持ったハム太郎」が通り名だったVo.のもっさちゃんも完全に自分の色を手にしたのではないだろうか。ちょっと声が可愛い女性ボーカルじゃない。もっさ、というボーカルになれたように感じる。

 

おいおいMVの話はいいから結局アルバムはどうだったんだ、という話だが、

ごめんなさい、いいアルバムだと思います…

演奏陣の演奏技術の高さは一枚目のONE!からわかりきっていたことなのだが…曲がいいです…ネクライトーキーは大半の曲を朝日氏が作っているらしく、今回のアルバムは石風呂時代の曲ということもあり全曲石風呂(朝日氏)が作ったもの。

朝日氏がネクライトーキーで作った曲は全て明るい演奏の裏にどこか陰のあるような歌詞が印象的だが、石風呂として作った曲にもそれは共通点として挙げられる。そこに惹かれたぼくとしては好みの曲が揃っている。

それを考えると、石風呂時代からの朝日節が7年の時を越えてネクライトーキーのオリジナルソングにも注がれているとも考えることができる。それはそれで非常に感慨深い。

 

演奏としては正式加入したキーボードがガンガン出てきてくれているってのと、うるさいドラムをちゃんとうるさく演奏できるドラムと、野太いベースと、やっぱり朝日氏の鳴き声のようなギターがたまらない。全部ぢゃん笑…いやなにわろてんねん。

ぼくはギター弾きなのでどうしても朝日氏のギターに耳を傾けてしまうが、めちゃうまい…上手いってか怖いわぁ…小テクも言わずもがな、あそこまで歪ませてよく曲に盛り込めるもんだ…知り合いのデブが「ファズはジミヘンのコピーでしか使ったこと無い」って言ってて、ぼくもその通りなんだろうなぁって思ってたけど、朝日氏は歪ませるのが上手い。

それができるからこそ、あの鳴き声のような叫び声のようなギターが表現できるのだろう。本当に合間合間のギターが素晴らしい。

 

そして、上にも少しだけ書いたが、これらは全て7年前の作品だ。朝日氏はネクライトーキーとは別にコンテンポラリーな生活というバンドも組んでいるが、その活動の最中に始めたのがボカロPである”石風呂”らしい。

コンテンポラリーな生活のボーカルは朝日氏自身であるが、ボカロ曲は勿論全て女性ボーカル。ボカロの曲たちは発表すれど披露する場所はなかったのではないだろうか。

 

鬱憤とした歌詞が詰め込まれた曲が”石風呂”によって2011年~2012年に投稿された。*1

 ゆるふわ樹海ガールはニコニコ動画にて再生回数が100万回を越えているが、その他の曲は20万~30万回再生。十分すごいことなのだが、今回のMEMORIESで石風呂作品を聞くと曲のクオリティに対して正当な評価を得られていないように感じる。

 

そんな少しだけ報われなかった曲たちがMEMORIESとして、ネクライトーキーによって、もう一度この世に蘇った。それをビルボードが、ナタリーが、様々な音楽メディアが取り上げているのだ。ニコニコ動画YouTubeに埋もれていた”石風呂”を取り上げているのだ。

それを考えるとアルバム通して非常に感慨深い気持ちになる。

いつだかどこかの記事に

「ネクライトーキーは、主人公である”朝日氏”が強力な仲間を連れてリベンジを果たす少年漫画のようじゃないか」

と書かれていた。おい見てるか、その記事の作者よ。彼らはリベンジどころかずっとその先まで進んでいくぞ。

 

ぼくはM6→M8の流れが好きだ。

M6「きらな人」のもっさちゃんの「ギタぁ!!」の叫び声からのギターソロ。

M7「ゆるふわ樹海ガール」の原曲ちゃんと聞いたのか心配になるほどの疾走感溢れる演奏。

そしてM8「ティーンエイジ・ネクラポップ

M8のティーンエイジ・ネクラポップはMEMORIESが出るってことでボカロVerの方を聞いていたが、悲観と諦めが上手くマッチした名曲でカバーも実は期待していたのだが、完璧な出来栄えだった。

曲自体の感想とは逸れるが、原曲のコーラス部分を多分バンドで歌っているところと、原曲だと最後拍手と笑い声が入るのだが、それも恐らくバンドメンバーでやっているところが最高に良い。最後の団らんで何かちょっと報われた感じがして、こっちまで楽しい気分になる。

そう。ネクライトーキーは本当に楽しそうなのだ。

ティーンエイジ・ネクラポップの歌詞でこんなものがある。

最終的にもし、最終回がもし、ハッピーエンドでなかったとして

それでも笑えたら、涙を流せたなら、なんて幸せなんだろう。

それに対して、ネクライトーキーのONE!の一曲目に収録されているレイニーレイニーの歌詞ではこう歌っている。

絶対最終回はぼくらのものだ。いかんともしがたいから。

おい、7年前の石風呂よ。聞いているか。7年後の”石風呂”は最終回をぼくらのものにしようとしてるぞ。安心しろよ。

 

長くなってきたので、最後に朝日氏のネクライトーキー結成時のツイートを引用。

 朝日さん、この先もずーーーーっとやり続けてくださいね。

 

 …ところで「涙を拭いて」はいつ頃アルバムに入れてもらえるんスかね…

 

アルバム未収録曲「涙を拭いて」


ネクライトーキー MV「涙を拭いて」

 

 ONE!リリース時のテンションマックスブログ記事

lonelyingstones.hatenablog.com

 

*1:その後も投稿は続いているが2011年~2012年が最も活発な活動時期であり、2015年に一度活動に終止符を打っている。