家鳴りん画廊展
レディースアンドジェントルマン。
ご機嫌麗しゅうござい。
私は支配人の家鳴りん。
こっちはさっき作ったタコライス。
ぼくが幼い頃、ぼくの母親が何故かるろうに剣心を集めていました。
ぼくはなんとなくそれを読んでいて、次第に自分の漫画も欲しくなりました。
それで偶々本屋で見かけた"金色のガッシュ"という漫画を買ってもらいました。
家に帰って早速読んでみると、とんでもなく衝撃を受けました。世の中にこんなに面白い物語が存在していたのかと。
そこから次第に漫画の世界の虜になっていきました。
すると段々、自分でも漫画を描きたくなってきました。
拙いぼくの漫画作品は未だに実家の奥底に眠っていると思います。
そう、ぼくは漫画家になりたかったのです。
頭の中の物語の中で頭の中のキャラクターと生きていたかったのです。
今となっては遥か彼方の思い出です。
なぜ急にそんなことを思い出しかというと、昨日の夜眠れずに絵を描いていたからです。
正確にはツイッター連動の謎のお絵かきサイトで絵を描いていたのです。
ということで今から家鳴りん画廊を開きます。
1.ドラえもん
一発でドラえもんとわかるのはドラえもんのデザインが優れているからではない。優れた書き手がドラえもんを描いているからである。
2.空から落ちながら眼鏡を探す老人
躍動感あふれる迫力の一枚である。眼鏡に手が届いていないことも、空から落ちていることも、この老人は気づいていないのである。
3.前任パンマン
右上に小さく見えるのが後任パンマンである。つまり、この大きく描かれているのはアンパンマンのお釈迦になったヘッド部分だ。今にも地面に叩きつけられようかという瞬間を切り取った一枚。ところで切り離された頭部はいつまで意識がもつのだろう。取れたらすぐ意識を失うのか。腐るまで意識は残り続けるのか。アンパンマンの自我はどこに宿っているのだろうか。
4.Pikachu's Shock
この世には忘れてはいけない歴史的事故が存在している。一番に思いつくのはチェルノブイリ原発事故。二番目に思いつくのはポリゴンショックだ。ぼくは宗教上の理由でアニポケを見させてもらえなかったので被害は被っていない。これはこれで悲しい話だ。
5.地球のカービィ
カービィというUMAはアニメやゲームでは美化され過ぎている。現実で見ればどうせこんな感じだ。
体長は120cmほど。森の中を歩き回り自分より小さい獲物を吸い込んで丸呑みし捕食する。人間の味を覚えたカービィは執拗に人間を狙うようになる為、人里に下りてきたカービィには注意が必要だ。
6.不思議
最後の一枚は随分前に描いた作品。
生涯を通して、誰しもが絵を描く機会というのはあると思う。だが、果たして絵が得意という人間は世界人口の何割だろうか。さらにその何割がフシギダネを得意としているだろうか。
私はそのうちの1人だ。稀少なフシギダネ描きの1人なのだ。今まで隠していてすまない。騙すつもりはなかった。ただ、君のぼくを見る目が変わるのが"""""少し"""""怖かったんだ。
という事で長々と続けてきた家鳴りん画廊もそろそろお開きにしたいと思う。
最後に私の方から皆様方に一言だけ。
星のカービィやポケットモンスターというゲーム自体をほとんど知らないくせに、カービィやピカチュウなどのキャラクターが好きだの可愛いだのと吹聴する女郎は一回だけ本気で殴っていいという暗黙のルール作りませんか??
了
追記
ぼくの画力を見て「漫画家にならなくてよかったねw」とか心無い感情を心の中で抱いた輩が居たとしたら申し出てください。しばらくICUから出られなくしてあげましょう。