ずるいぜスライドショー
こんにちは、家鳴りんです。
先日こんな記事を書きましたね。
lonelyingstones.hatenablog.com
なんか、あの、非常に言いづらいんですけど、
ぼくの勘違いだったようです…
まぁ、せっかく曲まで作ったんでとりあえず記事は残しておきますが、お見苦しいものをお見せいたしまして申し訳ございませんでした…
なんで誤解が解けたかというと、先日A君に色々あって会いまして、その時にさり気なく聞いてみたら全貌を教えてくれたのです。
で、具体的にどういった勘違いだったかというと、あの飲み会についてぼくはてっきりサークルの後輩先輩呼んで行われたものかと思ってましたが、どうやらあれは同期でのみ行われた会合だったようです。なぁんだ…別にハブられた訳じゃないんだね…
しかも、動画も何人かの先輩に連絡していたようで、その先輩たちの動画をまとめて一つの動画にしてCちゃんに見せていたとの話でした。
つまり、あれがCちゃんの大学院の卒業を祝うサークルの同期の飲み会であり、その際にムービーとして流す動画の一部分の依頼が各先輩方やぼくのところに来ていたということですね。
いやぁ、よかったよかった。誤解が解けてよかったよ。まだ原付き回収してないけどな。てめぇが駅に置いてきてくれたおかげでな。
というような話をA君から一通り聞いた所で、A君が飲み会で流した動画を見せてくれた…
ところで、A君や、ぼくに動画をよこせと言ってきたB君やCちゃんの代は非常に仲がよい。ぼくの代と大違いだ。正直嫉妬するくらいに仲がよい。
普段はA君やB君なんてのはCちゃんのことをボロクソ言ってるくせに、いざ卒業して離れることになれば飲み会開いてしかもムービーまで制作するなんて、まるで大学生のような関係性だ。
しかも飲み会というのも話を聞くとえらく手が込んでいて、Cちゃんには何も言わずにDちゃんやEちゃんが駅に呼び出して、そこからA君の家に行ったらFくんも居て、更に時間差で押入れに隠れていたG君も出てきて…というように、かなりサプライズ性を重視した飲み会になっていたようで、いつまでも大学生してるなぁ、とすごく微笑ましい。
普段はボロカスに言い合っていても、結局滅茶苦茶あいつらは仲がよいのだ。
1つ、印象的なエピソードがある。
A君とB君もお互いがいない所ではボロクソに悪口を言い合っており、ある日、卒業も間近になった頃に偶々ぼくの家でB君と2人で談笑していた時も、彼はA君の悪口を止めどなく吐き出していた。しかし、その最中に「でも、」と突然彼が切り出したのは昨日のように覚えている。
B君「就活してた時に本当にうまくいかなくて、ライブの練習も全然できなかった時期があって、ある日の練習でも全然弾けなかったんですよ。そしたらAが俺のことを突然飯に誘ってきて。俺も疲れてたんで断ろうとしたんですけど、強引に飯に連れてかれたりしたこともあって…なんだかんだその時はすごい助けられたんすよね」
ぼく「へー、めちゃいい話じゃん。なんだかんだA君も良い奴だからねぇ。」
B君「いや、それも含めて”嫌な奴”なんですよ。」
ドラマの1シーンか!
ぼくを君らのドタバタ青春コメディに巻き込むな!先輩やぞ!
と、まぁ、お互い悪態を吐きつつも、心底あの代の奴らはあの代の奴らのことが好きなんだろうなぁ、と思わされたエピソードである。
だから、彼らが同期だけでしばしば集まっているのをたまに聞くと、変に安心してしまう。ぼくの代は何度も書き記しているように非常に仲が悪い。多分、代全員が一堂に会することはこの先一生ないだろう。だからこそ、下の代の子たちにはうちの代みたいになって欲しくないし、仲良くしてくれているとすごくホッコリするものだ。
で、動画の話に戻るのだが、ぼくは先輩たちのビデオメッセージを編集して繋げたくらいのものかと思っていたのだが、A君のスマホで動画を見ていたら、ビデオメッセージの合間にまさかのスライドショーが流れ始めたのだ。しかもCちゃんをメインに据えたスライドショーだ。
おいおいおい。こんなん結婚式でやるやつじゃん。いうても卒業だぞ?サークルの卒業ライブでも一応スライドショーの時間はあるが、個人にスポットを当てたスライドショーなんて生まれてこの方初めて見た。とんだ力の入りようだ…
で、やっぱりスライドショーってのはずるい。ぼくはCちゃんと大して仲良くなかったのでほとんど写っていなかったが、それでも少し感動してしまう。Cちゃんは当日これを流されて泣いていたらしい。B君もちょっと泣いていたらしい。Cちゃんはわかるけど、制作に携わったお前がなんで泣いとんねんB君。
ぼく「すげぇ力入ってんな…Cちゃんのために皆めちゃ頑張ったんだね」
A君「でも動画編集したのはDちゃんですし、ぼくは飲み会のために部屋開けただけですよ。他の奴らも来ただけだし。そんな労力かかってないです」
いやいや、またまた。荒れると予想される飲み会で普通は部屋なんて開けたくないし、他の奴らも来ただけとは言え、県を跨いで来てる時点で労力かかってるよ。君らがCちゃんのことを、自分たちの代のことを大切に思っているからこそ、それを労力に感じないだけなんだよ。
前々から思っているが、東京に行こうが大阪に行こうが、北海道だろうが沖縄だろうが、アメリカだろうがイギリスだろうが、会えなくなるなんてことは無い。
休みを調整して、資金繰りさえどうにかすれば今生の別れになることなんてあり得ないんだ。だからぼくら、”会えなくなる”んじゃなくて、”会わなくなる”んだよ。
きっとこの先もっと歳を重ねれば、もっと会わなくなる人々は増えていくと思う。
でも、なんか君らの代は大丈夫そうだな。最初は大学の音楽サークルの部員っていうゆるい繋がりだったはずなのに、いつの間にか一生モノの繋がりになっている。
こうやって誰かがどこかへ行ってしまうのをここまで悲しく思えるのであれば、君たちは絶対会わなくなることは無いだろうね。
いやぁ、下の子たちがここまで同期の繋がりが強いのを見ると、非常に誇らしい。自分はまるで関係ないけど、なんだか自慢できる存在だ。
ちょっと今回は惚気けた記事になってしまったかもしれないが、忘れないうちに文字にしておきたいと思って記事にさせて頂きました。
それでは、Cちゃんよ!次は令和で会おう!ご達者で!