ぼくを憐れむうた

ぼくを憐れむうた

日々の雑記や音楽のお話

ここは ぐちの はかば


迷子のぼくら

昨日は先々週に引き続き、知人とスタジオに入った。

体調が絶不調だったが、次回のテーマとかも決まったのでまあ良しとしよう。

 

そういえば先日は先輩が結婚したらしい。

同期にも結婚した奴がいる。そろそろ結婚を視野に入れ始める年代ってことだ。

 

そんな中で、ぼくと知人Kは今も昔も色恋沙汰とは程遠い所に住んでいる。

結婚を悩む相手どころか、まずお友達から探さなきゃいけない。

 

帰り道に入った喫茶店で、自分たちは成長したのか、って話になった。

4.5年前から思考回路が全く成長していないのではないか。だとしたら、ぼくら今後10年生きてようが20年生きてようが、同じような稚拙な脳みそと言葉でやりとりしてるんじゃないだろうか。

 

そう考えると末恐ろしい。

 

つまり30代半ばでも40代半ばでも、高尚な政治の話をするわけでもなく、深刻な相談事を話するわけでもなく、しょうもない日常の愚痴を肴にコーヒーを啜ることになるってわけだ。

あいも変わらず上達の兆しが見えないギターで、わけのわからない曲を弾いてはニヤニヤしてるってわけだ。

 

はぁ……

でも、だからといって何か生活の展望があるわけでもない。

ため息ついて生きてたらもう1年が終わろうとしてる。そんでこんな調子で10回も20回も年は明けてくんだろな…

 

K君はこのままだと孤独死すると嘆いていた。死後数週間経ってからの発見になると嘆いていた。

じゃあ死ぬなら冬にしろよ。夏場は腐敗が進むのが早いだろうし、って言っといた。

ぼくは腐るのは嫌だから意地でも玄関出てから死んでやる。

 

でも、死ぬまでにあと何回かはスタジオ入ろうな。

10年後も20年後も成長してないなら、変わってないなら、10年前20年前と同じ音楽やろうな。

そんで帰りに同じように喫茶店入って、同じように現状に項垂れて次の約束して帰ろうな。

ただでさえ楽器下手なんだから、この先これ以上に下手になんなよ。

なんてな!