お前は今日もどこかで不器用にこの日々と
ＨＥＬＬＯ
ＷＯＲＬＤ
一人でぽしゃけ飲むのたのちいねｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗいや楽しいから。おいお前何笑ってんだぶｋｋ
ところで、Twitterを見てたらTLに昔の知り合いを忍ぶツイートが流れてきた。
…昔の知り合い………
現実世界に馴染めなかったぼくは常に友達が少なかった。なんかさり気なく過去形にしているが、現在進行形だ。おいお前何笑ってんだぶｋｋ
じゃあぼくはどこで誰と何をしていたのか。
話は２０００年代初期に遡る--------（暗転）
いんたーねっとのゆかいななかまたち
ぼくの親がパソコンを買ってきた日、ぼくは窓の外側に可能性を見出した。
窓といっても好きなあの子を眺める窓じゃない。
Windowsのことだ。
当時ぼくがドはまりしていたネットゲーム「ログハウス」
今となっては本当に存在していたゲームなのか…そもそもあれはゲームだったのかすら怪しいが、当時のぼくはゲームだと思って遊んでいた。
ゲーム内容は、自分の部屋を作って、それを他人に公開できるというシステム。コミュニケーション機能は一切無かったと思う。
しかし、そこには非現実的で可笑しな世界が広がっていた。同級生じゃ思いもつかないような部屋ばかりだった。そんな部屋をぼくは窓越しに見ていたんだ。
そうして着実にネットに浸かっていったぼくは、青春と呼ばれる時間を悉くネット上で過ごしていた。
ログハウスを卒業したぼくは、次にブラウザゲーム「チビファンタジー」を始める。そのことは前にも記事にしたが、ぼくは顔も声も名前も知らない人々と、誰の記憶にも残らない拙い青春を過ごしていた。
そして「チビファンタジー」を卒業したぼくは、次に「セイチャット」というチャットサイトに入り浸った。（いかがわしいサイトではない）そこでもぼくは全く素性を知らない人々と夜な夜な実りのない話ばかりしていた。（ぁ とか （ぉ とか （おいｗ とか使いまくってた。あいつら何歳だったんだろう。奈々ちゃんとか元気かな…あれ、八ちゃんだっけ…？
そしてセイチャットが閉鎖されて行き場を失ったぼくは、今度は「メイプルストーリー」を始める。もはや言うに及ばないMMOの革命児とも言えるゲームだ（言っとるやないかいｗ（ぉぃ
当時中学生だったぼくは、大学生とくそニートのレベルアップの速度にとてもじゃないがついていけなかったのを覚えてる。にんにく君はなんで平日の朝から夜中までログインしてたんだよ。大学生じゃなかったのか？それは大学生じゃなくてニートっていう生き物のタイムスケジュールだよ。
すべての時間軸に並行してぼくの中に存在し続けていたのは、今は亡き「2ちゃんねる」とかいう糞サイトだ。
「ほのぼの板」で桜の話をした名無しは元気だろうか？
「オカルト板」で俺が提示した画像URLを鑑定してくれた鑑定士たちは呪いにかかってないだろうか？
「ニュー速VIP」のSkypeスレの住民はちゃんとみんな死んでくれただろうか？田中は息してんのか？Ωuncleは未だに名前を女の子に音読させようとしているか？かんだたはいつの間にかコミュ障卒業してた死ね。あとぼくを童貞童貞と嘲笑ってたゴミども元気か？全員死ね。いや全員死ね。
その他数々のクソスレを乱立させてた奴らもちゃんと死んでくれているだろうか。未だに妹は爆発しているんだろうか。
そして未だに利用している「Twitter」。ぼくが始めた頃に見かけていた垢はほとんど最終ツイートが数年前だ。死にたがってたぼくを励ましてくれてた垢はもう消えてしまった。
ぼくは今ままで関わってきた人々の名前も、歳も、声も、顔も、住所も、電話番号も知らないから二度と会えない。ぼくが知ってるのは彼らの前略プロフィールくらいだ。そんな人々を友人と呼べるのだろうか？二度と会えないのに？
まあ、でも、きっと、当時は友達だったんじゃなかろうか。ぼくの薄暗い生活の中で、唯一息苦しくなかった場所にいた人々を友達以外になんと表現すればいいんだ。
きっとこのまま一生ぼくはこれらの思い出を誰かと共有することなんてないんだろう。でも、一生共有することがないから、多分一生忘れないんだろう。
これから夏だなぁ。夏といえば、高校時代の課題がめちゃくちゃしんどくてクラスの奴に回答を写させてもら…あれ？クラスの奴名前なんだっけ？てか誰に写させてもらったんだっけ？あれ？写したっけ？自分でやったんだっけ？写させてくれる友達なんかいたっけ？あれ？高校通ってたっけ？あれ？あれ？
