ぼくを憐れむうた

ぼくを憐れむうた

日々の雑記や音楽のお話

ここは ぐちの はかば


13歳のぼくは編集長だった。

懐古っていいよね!

 

大好きです。すぐしちゃう。

 

さっき、中学の頃の落書きを見つけた。

その落書きというのは、友人達と書いた短編漫画を閉じたものなんですけど

すげえつまんねえ!

そりゃ13歳のセンスですからね。当たり前なんですけど。

 

ただ、それぞれ特徴が出てるのはすごく面白い。

A君は怪獣好きだったから特撮系の漫画を書いている。

B君はこの中では割と絵が上手い。

C君は独特のセンスでシュール系の漫画を書いている。

といった特徴が見られる。

 

そして、ぼくの前任の編集長であったD君の漫画は字も絵も割と丁寧。

そして好きだった電車ネタも全面に押し出すわけではなく、小出し程度に収めて趣味全開の内容は避けているところを見ると、流石元編集長といったところである。

 

一方、ぼくの漫画はどれもでんじゃらすじーさんを水で希釈しに希釈したような内容だ。控えめに言って酷すぎる。

が、この雑誌をセロハンテープで止めて作っていたのは編集長である私の役目だったわけだ。

一応、仕事はしていたわけだ。

 

また、所々にぼくや元編集長Dくんのものと思われるアスキーアートの絵が散見される。13歳でこれは酷い。

 

みんなが服や音楽やスポーツに身を任せている時期に、ぼくら2人は変な絵を書き続けていたわけだ。そりゃ筆箱を水たまりに投げられたりするだろう。ぼくと話した子が虐められたりするだろう。

 

さらに記憶を辿ると、もはや手元にないが友達とチャットごっこをしたのも思い出される。

つまり、紙に行を引いてそこに名前と文章を書いて交換日記のように行うのだ。目の前にいるのに。

で、交換日記と言ってもチャットなので、誰に回っているかも誰が書き込んでいるのかもよく分からない。回ってきた時にはいろんな人が書き込んでいるのだ。目の前にいたのに。

 

今思い出すと、なんて痛いことをしていたのだろう、と思う。

子供っぽい、と言ってしまえばそれまでだが、ぼくはこれは子供っぽいというよりアイタタタだと思う。

 

しかし、昨今の子供たちは所謂「厨二病」を経ずに成長していってしまうらしい。中学生なのに「厨二病」を「恥ずかしいこと」だと思うようだ。

ぼくは今思い出すと恥ずかしいことばかりの人生だったわけだが、やっぱり子どもの頃は年相応の考え方でいるべきだと思う。

変に大人びた考え方しか出来ない子どもってのは、少し意地悪な言い方をすると冷めている。そのまま冷めた見方しか出来ないまま大人になっても面白くないのではないだろうか。

 

ここで1000字を越え、同時に0時も越えたので〆ておきます。

 

変な絵と変な話ばっかり書いていた元編集長に捧げます………