死にてえ!
って誰でも思うと思う。
どんな聖人でも死にてえ!って叫びたくなる夜があったはず。
ぼくは聖人ではないので年がら年中死にてえ!て叫んでる。
なんの責任もなしに楽に死ねたらどれだけ楽か。
そんな僕が違う感情で死にてえ!て思っていたのが大学生活だ。楽しくて楽しくて、今死んだらきっと死んだ後も幸せだと思ったんだ。
大学生活が楽しいのは当たり前だろ!って感想が多いかもしれないけど、僕の場合は少し違うと思う。初めての一人暮らしをして、初めて心底気の合う友人ができた。初めて先輩を持って、初めて後輩を持った。その人たちと過ごすのが、本当に現実か?って思うくらい楽しかったのです。
ぼくは今まで生きてきて、ぼくじゃないと駄目っていうシーンは0だった。どんなシーンだってぼくじゃなくて良かったし、極端な話、ぼくは存在しなくたって良かった。
それでも大学生活の中ではそんなことはなくて、ぼくは確かにそこに存在できていたんだ。
それを経て、また、死にてえ!て叫ぶ夜を越しては同じ夜を過ごしてる。
可哀想な奴だな、ぼくは。
でも、それだけ。